DATA / RAILWAY CROWDING / TIME SERIES

鉄道混雑率の推移を、
年度・圏域・指標で読む

国土交通省の資料1に掲載された、東京圏・大阪圏・名古屋圏の主要区間平均混雑率、輸送力、輸送人員を、原典の元号年度から西暦年度へ対応付けました。CSV・JSONで再利用できる形にしながら、比較できない条件も残します。

PUBLISHED 2026-08-13 / EDITED BY mannin-densha-risk編集部

先に、このデータで分かること

  • 対象:昭和50年度(1975)から令和7年度(2025)まで、原典に掲載された16の公表時点です。
  • 単位:三大都市圏の主要区間平均混雑率、輸送力・輸送人員の指数と実数を、48レコードへ整理しています。
  • 加工:元号年度を西暦の年度開始年へ対応付け、圏域名に固定スラッグを付けました。値の再計算や空白年度の補間はしていません。
  • 注意:区間・計測方法・対象日の変更があるため、同一路線を毎年追ったパネルデータや、個人の乗車体験の時系列ではありません。

01 / SCOPE

「推移」は、原典の公表時点を並べたもの

国土交通省の資料1は、三大都市圏の主要区間について、混雑率、輸送力指数、輸送人員指数、輸送力、輸送人員を年度ごとの表とグラフで示しています。ここでは原典の元号ラベルを西暦の年度開始年へ対応付け、圏域名を tokyo / osaka / nagoya の固定スラッグにしました。[1]

この対応付けは、読み手がCSVやJSONを扱いやすくするための形式上の整理です。路線名・区間名を年度をまたいで同一視したり、掲載されていない年度を推定したり、混雑率を別の危険指標へ変換したりしていません。

最新値と時系列を分ける:最新の令和7年度値を知りたい人は、鉄道の混雑率と公的データで定義と主要区間の読み方を確認できます。このページは「混雑率は過去からどう公表されてきたか」を確認するためのデータ資産です。

02 / R7 RESULT

令和7年度の3圏域を同じ表で確認する

令和7(2025)年度の主要区間平均混雑率は、東京圏143%、大阪圏117%、名古屋圏126%でした。次の表では、資料1にある指数と実数も併記します。実数は最混雑区間の集計単位に基づくもので、圏域全体の全路線を表す人口統計ではありません。[1]

令和7年度(2025)の主要区間集計
圏域平均混雑率輸送力指数輸送人員指数輸送力(千人)輸送人員(千人)
東京圏143%1581029441,345
大阪圏117%11266394462
名古屋圏126%15192122154

指数は昭和50年度を100とした値。混雑率は輸送人員÷輸送力の比率として表示されますが、ここでは原典の公表値をそのまま収録し、再計算していません。

03 / PUBLISHED POINTS

空白年度を埋めず、16時点をそのまま残す

原典の表にある公表時点だけを並べた混雑率の一覧です。昭和・平成・令和の境目を西暦年度で検索できるようにしましたが、毎年の連続観測を意味しません。全指標を含む48レコードは、下のCSV・JSONから取得できます。

三大都市圏・主要区間平均混雑率(原典掲載時点)
年度元号ラベル東京圏大阪圏名古屋圏
1975昭和50年度221%199%205%
1989平成元年度202%168%175%
1998平成10年度183%147%157%
2008平成20年度171%130%139%
2014平成26年度165%123%131%
2015平成27年度164%124%134%
2016平成28年度165%125%130%
2017平成29年度163%125%131%
2018平成30年度163%126%132%
2019令和元年度163%126%132%
2020令和2年度107%103%104%
2021令和3年度108%104%110%
2022令和4年度123%109%118%
2023令和5年度136%115%123%
2024令和6年度139%116%126%
2025令和7年度143%117%126%

出典:国土交通省「資料1」。掲載されていない年度は欠測値として補間していません。

04 / DATA DICTIONARY

CSV・JSONの列を読み違えないために

ダウンロードデータには、数値だけでなく原典URL、公表日、確認日、比較上の注意を各レコードに近接させています。指数の基準年と、千人単位の実数を混同しないでください。

fiscal_year / era_label

西暦の年度開始年と、原典の元号年度ラベル。令和7年度は2025です。

area / area_name

正規化した圏域スラッグと、原典の東京圏・大阪圏・名古屋圏。

crowding_rate_percent

主要区間の平均混雑率(%)。個別路線の全時間帯の値ではありません。

transport_capacity_index_s50_100

昭和50年度を100とした輸送力指数。実数の千人単位とは別の列です。

passenger_index_s50_100

昭和50年度を100とした輸送人員指数。増減の方向を見る公表指標です。

transport_capacity_thousand / passenger_count_thousand

原典の輸送力・輸送人員を千人単位で収録。区間集計の値です。

原典の転載・加工条件については、国土交通省のリンク・著作権・免責事項を確認し、出典URLと「元号年度・圏域名を正規化した」ことを明記しています。利用条件や原典が更新された場合は、原典を優先してください。[3]

05 / LIMITS

長期比較に使う前に、変更注記を読む

資料1・資料2には、過去の区間変更、計測方法の変更、集計方法の変更が注記されています。たとえば、東京地下鉄各線は令和7年度から平日5日間平均へ変更され、銀座線では列車混雑計測システムの導入・精度向上が記載されています。大阪圏や名古屋圏にも区間変更・線名や経営統合に関する注記があります。[1] [2]

このデータから作ってはいけないもの:混雑率を、漏らす確率、IBSの確率、パニックや事故の確率、健康被害の確率へ変換する独自指数は作成していません。混雑率と主観的ストレスは測定対象が異なるため、別の資料として読みます。

「自分の路線の今日の混み方」を知りたい場合は、年次統計ではなく鉄道事業者の最新情報へ戻ってください。路線・駅間・方向・時間帯が一致しない数値を、通勤者個人の体験へ置き換えないことがこのデータの基本的な利用条件です。

DOWNLOAD / REUSE

再利用用ファイル

CSV / 48 RECORDS正規化データをダウンロード

表計算・集計向け。列定義はランディングページと同じです。

JSON / METADATA INCLUDEDメタデータ付きJSONをダウンロード

データ辞書、原典、確認日、48レコードを含みます。

参考文献・確認先

  1. 国土交通省「資料1:三大都市圏における主要区間の平均混雑率・輸送力・輸送人員の推移(2025)」2026年7月28日。公式PDF
  2. 国土交通省「平均混雑率が東京圏・大阪圏で増加、名古屋圏は横ばい―都市鉄道の混雑率調査結果(令和7年度実績)」2026年7月28日。公式発表
  3. 国土交通省「リンク・著作権・免責事項」公共データ利用規約(第1.0版)に関する案内。公式ページ